
本記事では「Cryptovoxels」の「Free Space」で建築する基本的な使い方を解説します。
この記事でわかること
- Cryptovoxelsの基本操作
- Cryptovoxelsで壁や窓をつくって建築する方法
- CryptovoxelsでNFTアートを展示する方法
Cryptovoxelsにサインイン

まずは「Cryptovoxels」の公式サイトにアクセスしましょう。
トップページの「Free Space」をクリックします。

「Cryptovoxels」はブロックチェーン上のサービスなので、MetaMaskなどウォレットを接続してサインインをする必要があります。
MetaMaskをまだもっていない方は、下記の記事も参考にどうぞ。

MetaMaskをクリックすると、画面右側に「署名の要求」が現れます。
「署名」をしてサインインします。
「Cryptovoxels」の「Free Space」に入る

サインインすると、上図の画面に切り替わりました。

「New Space」でName(名前)とWidth(幅)・Height(高さ)・Depth(奥行)を決めて「Create!」をクリック。

「Visit」をクリックします。

「Free Space」のメタバース世界が表示されました。
先ほど入力したWidth・Height・Depthがこの空間の寸法となっています。
基本的な操作は下記の通りです。
操作方法
- マウスクリック後にマウスを動かす|視点が動く
- ESC|上記を解除
- W|前進
- S|後退
- D|右に移動
- A|左に移動
- F|上に移動
- F|下に移動(上に移動したあとにキーを離してから)
- Space|ジャンプ
- マウスホイール|画面拡大・縮小

見上げてみると、高さのある空間となっていますね。

マウスホイールで画面を拡大して見ると、質素なアバターが立っていますね。
「Voxels」を設置してみよう

それでは、ボクセルを設置していきましょう。
画面右上のブロックのロゴをクリックすると「Add」という画面がでてきます。
好きな「Voxels」を選択して「Build」をクリックします。

空間に「Voxels」が表示されました。
これが出ている状態でクリックすると「Voxels」を設置することができます。

空間内でクリックすると、このように「Voxeles」を配置できました。

適当に壁など作ってみました。
ちなみに「Voxels」を配置するときに"長押ししてスライド"すると、上図のように一気に連続して壁をつくることができます。
「Voxels」の種類はどんなものがある?

「Voxels」の模様は色々な種類があるので、お好みで用途に合わせて使いましょう。
上図に全種類の「Voxels」を出してみました。
使いたいものはあまり無さそうですね…。
壁面に窓をつくる

下記の手順で壁面に窓をつくることもできます。(ガラスは薄い水色になります)
- 「Voxles」を「Erase|消去」してからガラステクスチャの「Voxels」を「Build」
- ガラステクスチャの「Voxels」を「Paint」で置き換える
Cubeを設置して"アート"らしさを出そう
「Voxels」の壁面に直接NFTを貼り付けることもできますが、アートらしさを出すために「Cube」の上にNFTを貼り付けてみましょう。

「Add」から「Cube」を選びます。

薄青色のボックスが表示されるので、「Cube」を配置する場所を選択しましょう。

Cubeが配置されると「Edit Cube」という画面が表示されます。
ここでCubeの大きさや位置などを設定することができます。

今回はScaleで「1×1×0.1」を設定しておきます。
1Voxelsは0.5×0.5×0.5です。
一度設置した「Voxels」の大きさや位置を変更したい場合は、変更したいVoxels上で右クリックして「Edit Cube」を表示します。
- Replicate|複製
- Move|動かす
- Delete|消去

「Cube」の位置を調整するには「Edit Cube」の「Potision」の数値を変更しましょう。
数値を変えると「Cube」が動きますので、適当に数値をいじってみてください。

それでは設置したCubeにNFTアートを貼り付けていきます。
NFTアートを貼り付ける(イーサリアムver)

「Add」から今度は「NFT Image」を選択します。

適当な場所に配置します。

設置したNFTイメージを右クリックして「Edit NFT Image」を表示。
このなかの「URL」にOpenSeaからコピーしたリンクを貼り付けることで、NFTアートを表示することができます。

先ほど設置した「Cube」の上に「NFT Image」が配置されるように、「Position」の数値を調整します。
今回は「Cube」のz座標を9.75としているので、「NFT Image」のZ座標を9.7としています。「Cube」と「NFT Image」の座標を同じ数値にしてしまうと「NFT Image」が隠れてみえなくなってしまうので注意しましょう。

「Cube」の上に「NFT Image」が設置されました!
それでは次にNFTアートを貼り付けていきましょう。

Openseaの好きなコレクションのページにアクセスしてください。
今回はクリプトン教授の「Treasure Crocodiles」のなかで、イーサリアムネットワークで販売されているコレクション#155を利用します。
右上の「Share」のロゴから「Copy Link」をクリックしてURLをコピーしましょう。

先ほどの「Edit NFT Image」内の「URL」にOpenSeaでコピーしたURLを貼り付けると、上図のようにNFT画像が表示されました。
以下、手順のおさらいです。
- 「Voxels」壁面の適当なところに「NFT Image」を設置する
- 「NFT Image」の「Potion」を「Cube」の上に移動
- 貼り付けたいNFTアートのリンクを「OpenSea」からコピー
- 上記コピーしたURLを「Edit NFT Image」内の「URL」に貼り付ける
NFTアートを貼り付ける(ポリゴンver)
貼り付けたいNFTアートが「ポリゴンネットワーク」の場合、「NFT Image」が貼り付けられない場合があります。
なので、もうひとつの方法を紹介します。

ポリゴンネットワークのNFTは同じくクリプトン教授の「Treasure Crocodiles」のなかから、コレクション#84を利用します。

先ほど「NFT Image」を利用しましたが、今回は「Image」を利用します。

「Images」を設置したら、右クリックで「Edit Image」を表示します。
ここでは「URL」には先ほどのOpenSeaでコピーするURLではなく、「画像のアドレス」を貼り付けましょう。

OpenSeaのコレクションの画像の上にカーソルを置くと表示される「画像アドレスをコピー」をクリックします。

コピーした画像アドレスを「Edit Image」のURLに貼り付けます。
これで画像が表示されました。
ただこれだけだと、ただの画像を貼り付けているだけなので、NFTのリンクを別に入力します。

「Edit Image」をさらに下へスクロールすると「Hyperlink」があるので、ここへOpenSeaでコピーしたURL(イーサリアムと同じ場所)を入力しましょう。

これでポリゴンネットワークのNFTアートを貼り付ける手順は完了。
下記おさらいです。
- 「Voxels」壁面の適当なところに「Image」を設置する
- 「Image」の「Potion」を「Cube」の上に移動
- 貼り付けたいNFTアートの画像アドレスを「OpenSea」からコピー
- 上記コピーしたアドレスを「Edit Image」内の「URL」に貼り付ける
- 貼り付けたいNFTアートのURLを「OpenSea」からコピー
- 上記コピーしたURLを「Edit Image」内の「Hyperlink」に貼り付ける

以上でNFTアートの設置は完了です!
イーサリアムネットワークのNFTだと色鮮やかになっていますね。
ただポリゴンネットワークだと透過している画像なので、バックのグレーが映ってしまっているのが気になるところですね。
まとめ
以上のように「Cryptovoxels」で建築するのは、そこまで難しい操作ではありません。
1日もあればすぐに慣れてしまうと思いますので、まずは触ってみるとよいですね。
ボクセルという制限された形のなかで工夫して創作するのも面白いものです。
それでは。