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OpenSeaでNFTを「Make offer」する手順

2022年1月15日

海

今回は「OpenSea」でNFTを購入してみたいという方に、「暗号資産取引所からメタマスクにイーサリアムを送金し、OpenSeaでNFTコレクションのMake offerするまでの手順」をていねいに解説します。

まだイーサリアムを持っていない場合は、暗号資産取引所の口座を開設してイーサリアムを購入しましょう。

本記事では「GMOコイン」を例にメタマスクに送金する方法も紹介しています。

こんな方におすすめの記事です

  • イーサリアムを持っていてOpenSeaでNFTを購入したい
  • OpenSeaでNFTをMake offerする流れを知りたい

コレクションによっては「Buy now|今買う」ができるNFTもありますので、下記の記事も参考に。

GMOコインからメタマスクにイーサリアムを送金

GMOコインからMetaMaskへ送金

まずは「GMOコイン」にログインして、会員ホーム>暗号資産をクリックしましょう。

GMOコインからMetaMaskへ送金

銘柄選択が表示されました。

こちらで「イーサリアム」をクリック。

GMOコインからMetaMaskへ送金

右上の「宛先リスト」をクリックすると、イーサリアムの宛先リストを追加することができます。

GMOコインからMetaMaskへ送金

名称と、メタマスクのアカウントページでコピーしたアドレス(0x~始まる文字列)を入力して登録しましょう。

GMOコインからMetaMaskへ送金

「GMOコイン」に登録したメールアドレスへ「宛先リストへの登録手続きURL」が送付されるので、URLにアクセスして登録を完了させます。

GMOコインからMetaMaskへ送金

宛先アドレスが承認されるまで少し待ちましょう。

GMOコインからMetaMaskへ送金

宛先リストが承認されると、「イーサリアムの宛先リスト」にメタマスクのアカウントが登録されます。

GMOコインからMetaMaskへ送金

右上の「送付」をクリックして、イーサリアムをMetaMaskに送付します。

送付数量を入力して、確認画面へ進みましょう。

わたしがイーサリアムを送付したときは1ETH=約43万円でしたので、最小数量は0.1ETH=4万3,000円でした。

日本円に換算すると意外と高いですよね。

わたしはそこまで資金がないので、今回は0.2ETH送ることにします。

GMOコインからMetaMaskへ送金

送付内容を確認し「実行」をクリック。

GMOコインからMetaMaskへ送金

メタマスクで確認すると、無事に0.2ETHが送付されていました!

これでひとまず安心です。

アイコン
ごりん

OpenSeaでNFTを購入

つづいて、OpenSeaにアクセスして、NFTを購入します。

OpenSeaでNFT購入

購入したいNFTコレクションは「鎌倉インターナショナルFC」の「鎌倉デジタルコレクション」です。

「Hato Stadium」は限定20枚まで発行されているNFTで、まだだれも購入していないようでした。

Make offerをしたあとに判明したのですが、当コレクションはNFTプレゼント企画で当選者に配られるものだったため、私がMake offerをだしたあとに当選者へ配布され、Make offerが無効となってしまったようです。オファーできないなら、それ書いておいてよ…と残念すぎる結果でしたね。※ガス代(手数料)だけ取られたことになりました。

OpenSeaのプロフィールを設定しておく(設定しなくてもよい)

OpenSeaでNFT購入

購入する前に、自分のアカウント情報を設定しておきます。

なぜかというと、自分が販売者の立場であった場合、購入者のプロフィールがしっかりと分かる人に買ってもらう方がよいと思ったからです。

まだOpenSeaにメタマスクを連携していないという方は、右上の丸いマークからメタマスクを連携しておきましょう。

OpenSeaでNFT購入

プロフィールを設定するために「Settings」から進み、「署名」をします。

OpenSeaでNFT購入

「Profile Settings」に下記情報がありますので、できる限り入力しておくと信頼度があがると思います。

  • Username
  • Bio(プロフィール)
  • mail
  • Twitter URL
  • Instagram URL
  • Website URL
OpenSeaでNFT購入

設定が完了し、わたしのプロフィールに怪しさがなくなりました。

「Make offer」でNFTの入札

本記事では「Make Offer」するたびにETHを「イーサリアムメインネットワーク」から「Polygonネットワーク」に移す方法を紹介しています。はじめにまとまったETHをPolygonに移してから購入する場合には、下記の記事を参考にしてください。

OpenSeaでNFT購入

それでは購入したいNFTの販売ページに進みます。

販売方式が「Make offer」となっているため、自分で価格を決めて入札するかたちとなっています。

OpenSeaでNFT購入

「Make offer」をクリックすると、このような画面があらわれました。

OpenSeaでNFT購入

「Show more」をクリックすると、販売者がすでに販売しているNFTコレクションの数などがでてきました。

OpenSeaでNFT購入

内容に問題がなければ、「I understand that OpenSea …」をクリックして、つぎに進みましょう。

「make an offer」が出てきましたので、オファーする金額を入力します。

OpenSeaでNFT購入

自分で価格を決めるって…なかなか難しいですね。

あまりにも安くいれるのも、なんだかむなしいので、他のNFTコレクションの価格も参考に、0.005ETHにしてみました。

日本円にすると2,150円くらいです。

OpenSeaでNFT購入

私はMetaMaskの「Polygonネットワーク」にイーサリアムを入れていなかったので、このような画面が出てきました。

先ほどGMOコインから送付したイーサリアムは、MetaMaskにはじめから入っている「イーサリアムメインネット」の口座に振りこまれています。今回購入した紫色のマークは「Polygonネットワーク」から振り込まなければいけないため、GMOコインから送付したイーサリアムを「Polygon」に移す必要があります。

「Convert」をクリックして、イーサリアムを「Polygon」に一度移しましょう。

OpenSeaでNFT購入

メタマスクのほうで「ガス代(手数料)」が表示されました。

ガス代は0.012575ETHとのことです。

NFTは0.05ETHでオファーするのに、ガス代の方が高いとは…。

OpenSeaでNFT購入

「Wait for deposit」入金に45分ほどかかる場合があるとのことなので、待ちましょう。

OpenSeaでNFT購入

10分くらいで「Wait for deposit」が完了しました。

つぎは「Unlock」をクリックして進みましょう。

OpenSeaでNFT購入

メタマスクで「署名」をします。

OpenSeaでNFT購入

「Unlock currency」が完了したので、「Sign」に進みます。

OpenSeaでNFT購入

ここでも「署名」をしましょう。

OpenSeaでNFT購入

画面が自動的に切りかわり、私が入札した0.005ETHが反映されていますね。

あとはオファーが受諾されるまで待つのみです。

OpenSeaでNFT購入

メタマスクの残高を確認しておきましょう。

0.2ETH→0.189ETHとなっていました。

0.011ETH引かれたことになっていますが、計算が微妙に合わないような…ガス代が引かれているという理解でよいのかな…?

なんとガス代(手数料)だけで4,730円…。(当時価格:1ETH=43万円)

OpenSeaでNFTを購入

その後、オファーの結果を待っていたが何も反応がない…。

なんとこのNFTは「NFTプレゼント企画」で配布されるコレクションだったのです。

なので上図でわたしが「Bid:Price:0.005」と出ているところに上書きして別のかたのアカウントに「Transfer」されていることが分かりますよね。

わたしの「Make offer」は無意味な作業だったのです…。

なんでオファーできるようになってんだよ…と悲しくなりましたね。

OpenSeaでNFT購入

その後、別のNFTコレクションもあったので購入を試みたところ、競合がいて24時〆切の入札に負け。

そして手数料だけとられ、残高は0.2ETH→0.155ETHに。

NFTを購入することができず、ただ0.015ETH(6,450円)のガス代を失ったかたちとなってしまいました…。

悲しい…。

メタマスクウォレットが0.2ETH→0.155ETHとなっており、Make offerに使った0.03ETHはどこにいったの?

MetaMaskアクティビティ

ここで私は「Make offer」で提示したETHも一緒に消えてしまったのだと勘違いしていたのですが…

メタマスクウォレットの「アクティビティ」を見てみると、ちゃんと「Deposit Ether For」とOpenSeaにETHが移されていることが分かりますね。

OpenSeaでNFTを購入「Buy now」

「Make offer」のときに「Polygonネットワーク」に移したETHは、上図のように「OpenSea」に接続したMetaMaskで確認するとウォレットにETHが入っていることがわかります。

まとめ

以上のようにNFTのMakeofferの作業はそこまで難しくないものの、以下の点に注意が必要です。

  • ガス代(手数料)が非常に高い
  • イーサリアムをPolygonに移すだけでガス代がとられる
  • Make offerで競合相手がいると、入札するたびにイーサリアムをPolygonに移す必要があり、ガス代がふくれあがる
  • NFTをいくつか購入する予定があれば、先にイーサリアムをまとめてPolygonに移すしておくのも選択肢のひとつ。

【画像の出典】

  • GMOコイン
  • OpenSea
  • MetaMask
  • この記事を書いた人

ごりん

フリーランス・一級建築士|大学卒業後に建築・設備設計事務所に就職。3年間は設計・積算・工事監理業務を経験 → 建設関連のコンサル会社に転職し、4年間はコストマネジメントや調査業務に従事。 → 2022年8月から30歳でフリーランスに。|会社に頼らず個人で生きるヒントを自らの実践を通して発信。

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