
本記事では「NFTの転売がクリエイターとコレクターどちらにもメリットがある理由」を解説しつつ、OpenSeaでNFTを転売する方法を紹介。
この記事でわかること
- OpenSeaで購入したNFTを転売する方法
- クリエイターにとってのNFT転売メリット
- コレクターにとってのNFT転売メリット
OpenSeaでNFTを買ってみたけど、転売したくなったな…。
でもせっかく気に入ったコレクションを購入したのに転売するのはクリエイターに失礼かな…。
こんな風に転売をためらっていませんか?
結論、気にせずどんどん転売する姿勢でOK。
ただし最初から転売目的で購入するのは、わたしは好きではないですね。
転売する方法は超かんたんで1分で完了します。
NFTをまだ購入したことがない場合は、下記の記事を参考にしてください。
- クリエイター:NFTをつくって最初に販売したひと
- コレクター:クリエイターからNFTを購入したひとor2次流通で購入したひと
なぜ転売がクリエイター&コレクターどちらにもメリットあるのか?
まずは、なぜ転売することがクリエイターとコレクターどちらにもメリットがあるのか?
これは、転売されたコレクションの収益がクリエイターにも入る仕組みとなっているからです。
クリエイター報酬が販売価格の10%に設定されている場合の例をみてみましょう。
購入フェーズ | 購入価格 | クリエイターに入る報酬 |
---|---|---|
1次流通 | 10ETH | 10ETH |
2次流通 | 20ETH | 2ETH |
3次流通 | 30ETH | 3ETH |
4次流通 | 40ETH | 4ETH |
クリエイターが最初に販売する価格を仮に10ETHとします。
1次流通でコレクターが購入した場合、クリエイターに入る報酬は10ETHになります。
ここまでは普通の買い物ですよね。
クリエイターにとってのメリット
NFTが素晴らしいのは、2次流通以降でもクリエイターに報酬が入ることです。
はじめに10ETHで購入したコレクターが、20ETHで販売したとします。
この場合、購入された20ETHの10%(=2ETH)がクリエイターに報酬として入るのです。
これはクリエイターにとって革命的ですよね。
今までは、最初に作品を販売してしまったら、その後は何もない。
しかしNFTは転売されればされるほど、クリエイターが儲かる仕組みとなっているのです。
クリエイターにとっては、やる気がでる仕組みですよね。
■クリエイターにとっての転売メリット
- 転売価格の一部が報酬として還元される。
- 転売されればされるほど儲かる
- 価格が上がってコレクションの価値も上昇する
コレクターにとってのメリット
クリエイターにとって非常にメリットがあることは分かりました。
でも「販売価格の一部をクリエイターに分配するのだから、コレクターにとっては損ではないか?」
…と思うかもしれません。
最初から転売目的で購入する人は、そういう考えになりますよね。
いやしかし、そもそもNFTアートを購入する目的は、下記のように金銭的な目的以外の要素が強いはず。
- SNSアイコンにしたい
- クリエイターの作品をコレクションとして集めたい
- クリエイターを応援したい
そもそも購入の動機が転売目的ではないので、基本的に売らずに所持しておく場合が多いはずですよね。
仮に転売することになっても、販売価格の一部は好きなクリエイターの報酬になるし、元々支払ったお金が自分にも返ってくる。
これはコレクターにとってもメリットではないでしょうか。
もちろん投資目的で買うのも個人の自由です。
駆け出しのクリエイターの作品を早いうちに購入して、クリエイターが有名になることで価格が大きくあがるかもしれません。
■コレクターにとっての転売メリット
- 好きなクリエイターの価値を上げ応援になる
- 購入価格の差分が収益となる
OpenSeaでNFTを転売する方法
それではOpenSeaでNFTを転売する手順を解説します。
まずはOpenSeaにウォレットを接続

OpenSeaにアクセスしたら、まずは右上のプロフィールアイコンなどをクリックして、ウォレットを接続しましょう。
本記事のウォレットはMetaMaskを利用しています。

画面右側にMetaMaskログイン画面が表示されるので、パスワードを入力して「ロック解除」します。
OpenSeaで転売したいコレクションのページに

OpenSeaにMetaMaskを接続したら、転売したいコレクションのページにいきます。
画面右上の「Sell」をクリックして進みましょう。
販売価格や期間を決める

【List item for sale】にて「Price|価格」と「Duraion|販売期間」を設定します。
価格は他のコレクションの相場を確認しながら決めてみましょう。
売れるかどうかは別にして、高めの価格を設定するのも自由です。
また今回わたしが転売するコレクションの場合、販売価格のうち「Service Fee|2.5%」「Creator Fee|10.0%」が必要となります。
上記の手数料と購入価格を踏まえて販売価格を決めるのがよいですね。

「Duration|販売期間」はなんでもよいです。
わたしは7日は短いと思ったので、1か月にしておきました。

「More options」をひらくと、「Reserve for specific buyer」というフィルターが表示されます。
これはウォレットアドレスを入力することで、特定の人に譲ることができます。
ウォレットで署名をする

価格や販売期間を決めたら「Sign」を実行しましょう。

画面右側にメタマスクの「署名の要求」が出てくるので「署名」をします。
リスト完了

これで「Your NFT is listed!」となり、セールに出したコレクションが「Buy now」で購入できる状態となりました。

コレクションのページを確認すると、Current priceに設定したセール価格が表示され購入できる状態になっていますね。
販売中のNFT価格を引き下げる方法

売り出したものの、なかなか売れないな…。
もう少し価格を下げればよかったかな?
販売価格はかんたんに下げることができますよ。


販売しているNFTの価格を下げるには、販売しているNFTページ右上の「Lower price」をクリックして価格を変更することができます。
上図の「Current price」はわたしが変更する前の価格です。
こちらの0.4ETHで販売しているNFTを0.25ETHに下げてみましょう。

「Lower price」をクリックして進むと、上図の画面が表示されます。
こちらに新しく販売価格に設定する金額を入力しましょう。
「Use previous listing expiration date」というのは、最初に販売したときに設定した「販売期間」を変更するかどうかというチェックです。
こちらのチェックをオンにすると、当初の販売終了日時を引き継ぐかたちになります。
販売期間を延長したい場合は、チェックを外して新しく期間を設定しましょう。

「Set new price」から進むと、メタマスクの「署名の要求」が現れます。
こちらの「署名」をクリックして完了します。

上図の画面を「Done」して完了です。
最初に販売するときはガス代(手数料)が少しとられますが、販売価格をさげるときはガス代がとられないようになっているということですね。
まとめ
OpenSeaでNFTを購入できる人であれば、転売の手順はかんたんですよね。
「転売」ってなんだか良いイメージがありませんが、NFTにおいてはどんどんやって"良いこと"。
クリエイターにとってもうれしいはずなので、積極的に転売していきましょう。