NFT 暗号資産

NFTを安全に守るハードウェアウォレット「Ledger Nano」のはじめ方

2022年4月21日

セキュリティ

本記事ではNFTや暗号資産を安全に守るためのハードウェアウォレット「Ledger Nano」の購入から使い方まで、ていねいに解説します。

この記事でわかること

  • ハードウェアウォレット「Ledger Nano」の購入方法と使いかたのイメージ

「Ledger」公式サイトで購入しよう

Ledger nano S
出典:Ledger公式サイト(日本語翻訳)

「Ledger Nano」は必ずLedger公式サイトor国内正規代理店で購入しましょう。

なぜかというと、Amazonやメルカリだと中古品でウイルスが入っている可能性があるから。

ワニくん

こわいこわい…

NFTメタバース専門家の"かねりん"さんが注意喚起をしています。

注意喚起!仮想通貨とNFTが盗まれます。

ヤフオクでも、この1ヶ月で大量のハードウェアウォレット(Ledger nano)が落札されています😢

落札した人はすぐに使用を中止し、資産を別ウォレットに退避させたほうが良いです。

新品でも公式以外から買っちゃダメ!

被害者が出ています。

どうかご無事で…

Twitter 2021年11月19日 @kanerinx

わたしはフランスにある本家の公式サイトから購入しました。

日本にも正規代理店(ハードウェアウォレットジャパン)があるので、英語が絶対にイヤな場合は日本の代理店で購入しましょう。

ただ海外の公式サイトでも日本語に翻訳すれば特に問題なく買えますので、「純公式サイトで買ってフランスから受けとりたい」かたは本社の公式サイトでチャレンジしてみてください。

海外は運送費が高いのがデメリット

Ledger nano S

購入したのは「Ledger Nano S」です。

色を選んでカートに追加しましょう。

ブラウザ拡張機能で日本語に翻訳しておけば全く問題なし。

Ledger nano S

海外だと運送費が高いのがデメリットですね。

Ledger nano S

下記を入力して内容を確認後、購入します。

  • メールアドレス
  • 名前
  • 住所
  • 電話番号

「Ledger Nano S」を海外公式サイトと日本の正規代理店で購入した場合の価格を比較してみましょう。

Ledger Nano SLedger公式日本の代理店
製品代8,990円8,990円
運送費(東京)1,904円686円
消費税(10%)1,089円968円
合計11,983円10,644円

結論、海外は運送費が高いので、日本の代理店のほうが1,339円お得なことが分かりました。

「Ledger Nano」が届いたら設定しよう

Ledger nano S

注文してから1週間ほどで届きました。

イメージは「1万円するUSB」ですが、軽くてちょっと高級感に欠ける…。

ワニくん

むむむ、大事にしないとすぐ壊れそう。

Ledger nano S

付属のUSBケーブルがあります。

Ledger nano S

ハードウェアウォレットに接続口がついているので、付属のUSBケーブルを使ってパソコンとつなぎましょう。

Ledger nano S

秘密のリカバリーフレーズをメモする紙はのちほど使います。

「Ledger Nano」をPCにつないで設定する

それでは「Ledger Nano」をPCで使えるように設定していきましょう。

「Ledger Live」をダウンロード

Ledger nano S

まずは「Ledger Live」という公式アプリをダウンロードする必要があります。

Ledger nano S

ダウンロードするOSを選択します。

Ledger nano S

インストール先フォルダを選択して「インストール」

Ledger nano S

これで「Ledger Live」のインストールは完了です。

「Ledger Live」をセットアップする

Ledger nano S

「Ledger Live」をインストールできたらセットアップしていきます。

Ledger nano S

サービス利用規約とプライバシーポリシーに同意。

Ledger nano S

お使いのデバイスを選択します。

Ledger nano S

はじめてなので「新しいNano Sをセットアップ」を選択。

Ledger nano S

上図のようにUSBケーブルにつないでおきましょう。

Ledger nano S

基礎知識を確認していきます。

Ledger nano S
Ledger nano S
Ledger nano S
Ledger nano S

ここから設定がはじまります。

「Ledger Nano」を接続して設定する

Ledger nano S

設定では秘密のリカバリフレーズをメモする時間が必要なので、30分程度の時間を確保しておきましょう。

Ledger nano S
Ledger nano S

アプリの案内通りに進めていけば問題ありません。

Ledger nano S

デバイスの画面に「Set up as new device」が表示されたら"両方"のボタンを同時にクリックします。

PINコードを設定する

Ledger nano S

まずはデバイスにアクセスするために必要な「PINコード」を設定します。

Ledger nano S
Ledger nano S
Ledger nano S

数字を選択して、両方のボタンを同時に押すことで確定となります。

PINコードは4桁~8桁まで設定できます。

Ledger nano S

わたしは4桁の数字を入力したところでチェックを選択し「PINコード」を確定させました。

Ledger nano S

もういちど「PINコード」を入力して完了です。

リカバリーフレーズを保管する

Ledger nano S

つづいて「Ledger Nano」で作成されるリカバリーフレーズをメモして保管しましょう。

Ledger nano S

同梱されているリカバリーシートペンを手もとに用意して準備しましょう。

Ledger nano S

デバイスでリカバリーフレーズを確認していきます。

Ledger nano S
Ledger nano S

"両方"のボタンを同時に押して進みます。

手順にしたがって1つずつワードを確認していき、24個のリカバリーフレーズをメモして誰にも知られないように保管しておきましょう。

Ledger nano S

リカバリーフレーズを非表示にして完了です。

Ledger nano S
Ledger nano S

クイズに答えて知識を確認

Ledger nano S

ここでクイズに答えていきます。

Ledger nano S
Ledger nano S
Ledger nano S

3つのクイズに答えて完了です。

Ledger nano S

完了まであと少し。

正規品のチェック

Ledger nano S

ここで「Ledger Nano」が正規品かどうか確認されます。

ワニくん

このタイミングで正規品じゃないと分かったら絶望的…

Ledger nano S
Ledger nano S

無事に正規品と確認できました。

「Ledger Live」にアカウントを追加する

Ledger nano S

設定が完了したらアカウントを追加しましょう。

Ledger nano S

利用したい暗号資産のネットワークを選択します。

Ledger nano S

イーサリアムネットワーク(ETH)のNFTを送りたい場合は、ETHのアカウントを追加します。

Ledger nano S
Ledger nano S

デバイスの方で設定を完了しましょう。

Ledger nano S

「Open app Ethereum」が表示されたら"両方"のボタンを同時に押して確定。

Ledger nano S
Ledger nano S

「アカウントを追加」して設定を完了します。

Ledger nano S

アカウントが正常に追加されました。

OpenSeaから「Ledger Nano」へNFTを送ろう

OpenSeaからTransfer

「Ledger live」でアカウントを追加したら、「OpenSea」の送りたいコレクションのページから「Transfer」をクリックします。

OpenSeaからLEDGERnanoへ送る

以下の手順で「Ledger Live」で作成したアカウントのアドレスをコピーして入力し、転送(Transfer)をクリック。

Ledger Live

「Ledger Live」で受け取るをクリック。

Ledger nano S

イーサリアムアドレスをコピーしましょう。

Ledger nano S

転送をクリックしたあとにメタマスクの接続画面が表示されるので、ガス代を確認して、よろしければ「確認」をします。

OpenSeaからLEDGERnanoへ送る

これでOpenSeaからLedger LiveへのNFTの転送は完了です。

OpenSeaからLEDGERnanoへ送る

「Ledger Live」に戻って、転送されているか確認しておきましょう。

上図のように「最近の取引」で反映されていればOKです。

Ledger nano S

ポリゴンネットワークの作品も多いので、Polygonの作品を送りたい場合には「Polygonネットワーク」をアカウントに追加しましょう。

まとめ

以上が「Ledger Nano」の購入から使い方までの解説でした。

絶対に盗まれたくないNFTがある場合は、ハードウェアウォレットで安全に資産を守りましょう。

  • この記事を書いた人

ごりん

フリーランス・一級建築士|大学卒業後に建築・設備設計事務所に就職。3年間は設計・積算・工事監理業務を経験 → 建設関連のコンサル会社に転職し、4年間はコストマネジメントや調査業務に従事。 → 2022年8月から30歳でフリーランスに。|会社に頼らず個人で生きるヒントを自らの実践を通して発信。

-NFT, 暗号資産