
本記事ではNFTや暗号資産を安全に守るためのハードウェアウォレット「Ledger Nano」の購入から使い方まで、ていねいに解説します。
この記事でわかること
- ハードウェアウォレット「Ledger Nano」の購入方法と使いかたのイメージ
「Ledger」公式サイトで購入しよう

「Ledger Nano」は必ずLedger公式サイトor国内正規代理店で購入しましょう。
なぜかというと、Amazonやメルカリだと中古品でウイルスが入っている可能性があるから。

こわいこわい…
NFTメタバース専門家の"かねりん"さんが注意喚起をしています。
注意喚起!仮想通貨とNFTが盗まれます。
ヤフオクでも、この1ヶ月で大量のハードウェアウォレット(Ledger nano)が落札されています😢
落札した人はすぐに使用を中止し、資産を別ウォレットに退避させたほうが良いです。
新品でも公式以外から買っちゃダメ!
被害者が出ています。
どうかご無事で…
Twitter 2021年11月19日 @kanerinx
わたしはフランスにある本家の公式サイトから購入しました。
日本にも正規代理店(ハードウェアウォレットジャパン)があるので、英語が絶対にイヤな場合は日本の代理店で購入しましょう。
ただ海外の公式サイトでも日本語に翻訳すれば特に問題なく買えますので、「純公式サイトで買ってフランスから受けとりたい」かたは本社の公式サイトでチャレンジしてみてください。
海外は運送費が高いのがデメリット
ハードウェアウォレットを購入する

購入したのは「Ledger Nano S」です。
色を選んでカートに追加しましょう。
ブラウザ拡張機能で日本語に翻訳しておけば全く問題なし。

海外だと運送費が高いのがデメリットですね。

下記を入力して内容を確認後、購入します。
- メールアドレス
- 名前
- 住所
- 電話番号
「Ledger Nano S」を海外公式サイトと日本の正規代理店で購入した場合の価格を比較してみましょう。
Ledger Nano S | Ledger公式 | 日本の代理店 |
---|---|---|
製品代 | 8,990円 | 8,990円 |
運送費(東京) | 1,904円 | 686円 |
消費税(10%) | 1,089円 | 968円 |
合計 | 11,983円 | 10,644円 |
結論、海外は運送費が高いので、日本の代理店のほうが1,339円お得なことが分かりました。
「Ledger Nano」が届いたら設定しよう

注文してから1週間ほどで届きました。
イメージは「1万円するUSB」ですが、軽くてちょっと高級感に欠ける…。

むむむ、大事にしないとすぐ壊れそう。

付属のUSBケーブルがあります。

ハードウェアウォレットに接続口がついているので、付属のUSBケーブルを使ってパソコンとつなぎましょう。

秘密のリカバリーフレーズをメモする紙はのちほど使います。
「Ledger Nano」をPCにつないで設定する
それでは「Ledger Nano」をPCで使えるように設定していきましょう。
「Ledger Live」をダウンロード

まずは「Ledger Live」という公式アプリをダウンロードする必要があります。

ダウンロードするOSを選択します。

インストール先フォルダを選択して「インストール」

これで「Ledger Live」のインストールは完了です。
「Ledger Live」をセットアップする

「Ledger Live」をインストールできたらセットアップしていきます。

サービス利用規約とプライバシーポリシーに同意。

お使いのデバイスを選択します。

はじめてなので「新しいNano Sをセットアップ」を選択。

上図のようにUSBケーブルにつないでおきましょう。

基礎知識を確認していきます。




ここから設定がはじまります。
「Ledger Nano」を接続して設定する

設定では秘密のリカバリフレーズをメモする時間が必要なので、30分程度の時間を確保しておきましょう。


アプリの案内通りに進めていけば問題ありません。

デバイスの画面に「Set up as new device」が表示されたら"両方"のボタンを同時にクリックします。
PINコードを設定する

まずはデバイスにアクセスするために必要な「PINコード」を設定します。



数字を選択して、両方のボタンを同時に押すことで確定となります。
PINコードは4桁~8桁まで設定できます。

わたしは4桁の数字を入力したところでチェックを選択し「PINコード」を確定させました。

もういちど「PINコード」を入力して完了です。
リカバリーフレーズを保管する

つづいて「Ledger Nano」で作成されるリカバリーフレーズをメモして保管しましょう。

同梱されているリカバリーシートペンを手もとに用意して準備しましょう。

デバイスでリカバリーフレーズを確認していきます。


"両方"のボタンを同時に押して進みます。
手順にしたがって1つずつワードを確認していき、24個のリカバリーフレーズをメモして誰にも知られないように保管しておきましょう。

リカバリーフレーズを非表示にして完了です。


クイズに答えて知識を確認

ここでクイズに答えていきます。



3つのクイズに答えて完了です。

完了まであと少し。
正規品のチェック

ここで「Ledger Nano」が正規品かどうか確認されます。

このタイミングで正規品じゃないと分かったら絶望的…


無事に正規品と確認できました。
「Ledger Live」にアカウントを追加する

設定が完了したらアカウントを追加しましょう。

利用したい暗号資産のネットワークを選択します。

イーサリアムネットワーク(ETH)のNFTを送りたい場合は、ETHのアカウントを追加します。


デバイスの方で設定を完了しましょう。

「Open app Ethereum」が表示されたら"両方"のボタンを同時に押して確定。


「アカウントを追加」して設定を完了します。

アカウントが正常に追加されました。
OpenSeaから「Ledger Nano」へNFTを送ろう

「Ledger live」でアカウントを追加したら、「OpenSea」の送りたいコレクションのページから「Transfer」をクリックします。

以下の手順で「Ledger Live」で作成したアカウントのアドレスをコピーして入力し、転送(Transfer)をクリック。

「Ledger Live」で受け取るをクリック。

イーサリアムアドレスをコピーしましょう。

転送をクリックしたあとにメタマスクの接続画面が表示されるので、ガス代を確認して、よろしければ「確認」をします。

これでOpenSeaからLedger LiveへのNFTの転送は完了です。

「Ledger Live」に戻って、転送されているか確認しておきましょう。
上図のように「最近の取引」で反映されていればOKです。

ポリゴンネットワークの作品も多いので、Polygonの作品を送りたい場合には「Polygonネットワーク」をアカウントに追加しましょう。
まとめ
以上が「Ledger Nano」の購入から使い方までの解説でした。
絶対に盗まれたくないNFTがある場合は、ハードウェアウォレットで安全に資産を守りましょう。
ハードウェアウォレットを購入する