はじめまして、ごりんと申します。
2022年7月末に思いきって会社を退職し、8月から30歳で個人事業主(フリーランス)となりました。
独立する前は、めちゃめちゃ不安でしたし、ちょうど1年前はフリーランスになるなんて少しも想像していませんでした。
そんなビビってた僕ですが、あるきっかけからフリーランスとしての挑戦を決意し、ここまでくることができました。
今でも不安はゼロではないものの、独立してよかったと心から満足しています。
以下でこれまでの経歴をまとめていますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
会社員時代の7年間
まずは独立する前に会社員時代どんなことがあったのか、振り返ります。
とにかく辛い、最初の3年間(23歳~25歳)
はっきり言って、大学生のときの就職活動は失敗でした。
特に入りたい会社もなくて自己アピールも苦手な僕は、就職先が決まるのが同期でもっとも遅かったと思います。
もういいやと思って深く考えずに入社した会社は、やはり良い会社とは言えませんでしたね。
新入社員なので特に給料の不満はありませんでしたが、初任給は手取り14万9千円/月でした。
給料の不満ではなく、社内の雰囲気が良くなかったり、徐々に仕事を任されるようになり下記のようにしんどくなったのが嫌でしたね…。
辛かったこと
- 入社当時は、とにかく大声をだす軍隊のような研修(BGW研修)
- 強制的に宴会の余興をやらされる
- 祝日は会社の規定で休みなし(土日も仕事あったり)
- ミスをすると罰則があり社内に公表される抑圧された環境
- 人格否定のような暴言をはかれた(と感じた)
- 3年以内に社員はほぼ離職
- 毎朝吐き気がする
- 経験少ないけど上司が居なくて責任重い
- ストレスで熱が出た
- うつになりかけた
- シンプルに業務量がキャパオーバー
具体的な仕事内容は、公共工事の改修工事をメインに、図面を描いたり積算をしたり、工事が始まったら現場監理をしていました。
今振り返ると、業務の難易度は経験を積んだ人なら難しくはないはずですが、、経験のない若手でかつアドバイスをもらえる人もほぼ居ないという状況が、とんでもなく辛かったんですよね。
ただ、そこでたくさん失敗して、怒られて、汗と涙を流した経験があったからメンタルが強くなったと感じています。
会社を辞めたい思いをパワーに変えて国家資格を取得(25歳)
とにかく辞めたい…けど転職先なんてあるのだろうか?
そんな狭い視野で、当時はとにかく将来が不安でした。
このまま同じ会社にずっと居るのは考えられないし、転職でキャリアアップする未来も想像できませんでした。
そんな心境のとき、社会人3年目になって「一級建築士」の受験資格が得られる年齢になりました。
何か自信をつけるきっかけをつくりたい、何より資格を取るために通っていた予備校の費用に120万円以上もかけている。
お金もったいないし転職したいから、絶対に1年で一発合格してやる!という気持ちが芽生えてきましたね。
結果的に運よく合格することができて、涙が出るほど感動しました。
転職(26歳)
晴れて一級建築士に最年少で一発合格!
歓喜に沸いていたときに、自分より先に退職した先輩からコンサル会社へ転職のお誘いを頂きました。
転職活動に不安もあったので、誘ってもらったときは嬉しかったですね。
内向的な自分の性格に合う仕事かな…?と悩みましたが、元々同じ会社で働いていた人がいる会社という安心感もあって、思いきって飛びこんでみました。
転職先では不得意な1年目(26歳)
思いきって転職し、入社したばかりのときは不安でしたね。
話すのが苦手なのに、"話すことがメインのコンサル会社"は、明らかにミスマッチではないかと思っていました。
幸いにも分析系の仕事があったので、得意な分野を生かしながら場数を踏んでいったり、打合せ前に何度も入念に準備することで、段々と話せるようになっていきましたね。
苦手だと思いこんでいたことをやってみて感じたのが、最初は苦手でも場数をふめば、ある程度はできるようになること。
僕はフリートークは苦手ですが、事前に準備して論理的に話すのは十分にできることがわかりました。
大阪に転勤(27歳~28歳)
入社当時は"転勤は無い"と聞いてたのに、2年目でさっそく大阪へ転勤となりました。
大阪事務所に居たひとが辞めてしまい、人員が足りなくなったのがきっかけです。
転勤を断り、東京から出張で業務を行うこともできたのですが、ここでも僕は思いきって大阪に行く決心をしました。
実際は上司から"大阪に転勤してほしい圧"を勝手に感じたことや、毎週何度も出張するのが疲れてしまったこと、会社の立場を考えると"出張費用よりも自分が転勤した方が安くすむよな…"と会社に気をつかったのが理由でした。
転勤の手当もないし、慣れない土地で仕事も大変…。
でも大阪でキャパオーバーしそうな業務量に打ち込んだ経験は、今では自分の財産となっています。
フリーランスを目指すきっかけ(29歳)
会社員という未来しか考えていなかった僕が、なんでフリーランスになろうと思ったのか?
2021年7月のこと、通勤しながら手軽に読書をしようと思って購入した「Kindle」がきっかけでした。
案外小さなきっかけですね。
Kindleを購入して、Kindle Unlimitedに加入し、最初に読んだのが「金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン」という本でした。
親近感があって、頭にすーっと入ってくる。
「起業は厳しいけど、フリーランスなら自分でもできるかも…」「フリーランスという働き方が憧れるな…」「自分に合ってそう…」と思った気がします。(1年以上前なので感情が薄れてしまいました…。)
この本がきっかけで、会社員以外に収入を得る方法など、どんどん情報収集をしていきました。
その後は、会社員時代に経験を積んだ職種(建築系)とは全く別の業界へ行きたいと思い、転職サイトに登録するも、特にやりたいことがある訳でもない中、この年で新しい業界からやり直すのはやはり厳しいと感じました。
転職活動はすぐに疲れてしまい(面接は1度も受けていません…)、同じ業界や業種で転職するくらいなら、今の会社に居る方がいいと思ってしまいました。
でもやっぱりこのまま会社員のままだと、給料も大きくは上がらないし、苦手で嫌な仕事も沢山こなさなければならず、豊かな未来を思い描けない…。
大きく方向転換して挑戦するなら30歳手前の今しかない…と思いました。
そんな時に、2021年後半頃からWeb3やNFTの波が大きくなり、この新しい産業の勢いに乗りたいと、分からないことだらけでしたがワクワクし始めました。
そして2021年12月、まだ独立後のプランを何も持っていない中、「半年後に退職する」と会社に伝えました。
今だったら絶対に決断できないと思いますが…当時は無謀すぎる考えで、在職中の半年で何とか形にして、独立後は1年間無収入でもよいという想いで決めました。
退職を告げた後、2022年1月以降はNFT、Web3、仮想通貨やブログ関連で色々と試行錯誤したりコミュニティに入って頑張ってみるも、事業として今後育てられるようなものは出来ず、ずっと悩み続けていました。
会社から退職時期を延期してほしいと言われ、僕も独立後の予定が決まっている訳ではなかったため、2022年5月末の予定だった退職日の延期を了承しました。
でもこのままズルズルと先延ばししていたら、いつまでも居ることになると思い、2022年7月末で退職を決めました。
独立後(30歳~)
フリーランスになる前は、"もう今の会社とは縁を切って1年間無収入の覚悟でやってやる!"
…というくらいの勢いを持っていたのですが、(ご迷惑かけて申し訳ないです)
やっぱり収入がゼロになるのも困るし、退職した会社もすぐには代わりがいないという事情もありました。
なのでまずは退職した会社から業務委託を受けながら、新しいことへチャレンジすることに。
フリーランスになって最初の月は、たまたま業務がたくさんあった事情もあり、ありがたいことに売り上げは会社員の時より大幅UPとなりました。(勝手に辞めてしまったのに本当に感謝しています。)
もちろん、毎月安定してもらえる訳ではないため、総収入ではそこまで変わっていません。
でもリスクをとって会社員を辞めるだけで、こんなにも単価がアップすることもあるんだ…という事実を知ったことが僕のなかで大きかったですね。
何よりそこそこ自由なライフスタイルが、自分にはすごく合っているなと心から感じています。
独立して3年が経過し、会社員時代には見えなかった世界が少しずつ見えるようになってきました。
今では、あのとき無謀にもチャレンジして新しい道に進んでよかったと心から思っています。
まだまだ悩みや課題は尽きませんが、今ではほとんど不安を感じることも無くなり、人生何とかなると心から思えるようになりましたね。
もし不安や恐さがあっても、「自分が心からなりたい未来」「実現したいライフスタイル」であるならば、思いきってチャレンジしていくことで、人生はより良い方向に行くのではないかと思っています。