フリーランス

住所のみ利用するならコスパの良いバーチャルオフィス3選

2022年7月23日

バーチャルオフィス

本記事では"自宅の住所を使いたくない"フリーランスにおすすめの「バーチャルオフィス」を紹介します。

悩むひと
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バーチャルオフィスはたくさんあるな…。

住所だけ借りればいいから、安いところがいいな。

8つのバーチャルオフィスの中から、住所だけ借りることに特化してコスパの良い3つを厳選しました。

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ごりん

こんなお悩みを解決します!

  • フリーランス・事業用に自宅の住所を使いたくない
  • 一等地の住所で印象を良くしたい
  • バーチャルオフィスのサービスがたくさんありすぎて選べない
  • 住所だけ借りるのに一番よいサービスを知りたい
  • コスパの良いサービスが良い

本記事では以下の8サービスから、コストパフォーマンスに優れたベスト3を紹介。

  • レゾナンス
  • GMOオフィスサポート
  • ユナイテッドオフィス
  • DMMバーチャルオフィス
  • METSオフィス
  • Kaligo
  • ワンストップビジネスセンター
  • アントレサロン

結論、コストパフォーマンスに優れたサービスは以下の3つです。

  • レゾナンス
  • GMOオフィスサポート
  • ユナイテッドオフィス

以下ではその理由を解説していきます。

コスパの良いバーチャルオフィス

まずは「バーチャルオフィス」を同条件で1年間利用した場合にかかる費用を比較します。

コストの優劣は同条件で比較しないと分からないですね。

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  • 法人登記が可能な住所
  • 自宅への郵便物転送は毎週1回

以上のように、オプションを付けずに最低限のサービスを考えています。(仕事は携帯電話の使用を想定)

8社のサービスを同条件で比較すると、利用料の安い順から下記のようになりました。

ランクサービス名初期費用月額(1年契約)初年費用2年目以降費用郵便物の転送料
1レゾナンス5,500円1,650円25,300円19,800円別途
2GMOオフィスサポート0円2,750円33,000円33,000円含む
3ユナイテッドオフィス6,600円2,310円34,320円27,720円別途
4DMMバーチャルオフィス5,500円2,530円35,860円30,360円別途
5METSオフィス5,500円2,970円41,140円35,640円別途
6Kaligo5,500円3,300円45,100円39,600円別途
7ワンストップビジネスセンター10,780円5,280円74,140円63,360円含む
8アントレサロン0円6,380円76,560円76,560円別途
※税込み金額

レゾナンス

同条件で比較した場合に、最もコストパフォーマンスが優れているサービスは「レゾナンス」となりました。

1年契約での費用をみると、初年が25,300円/年、2年目以降が19,800円/円と圧倒的に安いことが分かりますね。

レゾナンスの特徴

  • 2016年にサービス開始
  • 4拠点(浜松町・銀座・渋谷・新宿)
  • リアルタイムで郵便物・電話応対内容の確認が取れる会員専用サイト
  • 貸し議室も完備
  • 有人対応&受付スタッフ常駐
  • 個人事業主契約の方であっても屋号を1つ登録可能
  • 個人事業主契約から法人契約での切り替えが無料
  • 法人口座開設を希望の場合には"みずほ銀行"を紹介してもらえる
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サービスもちゃんとしてそう…。

でも安いのにはやっぱり何か裏があるんじゃないのかな?

確かに安い理由は気になりますよね。

レゾナンスが安いのは下記が理由と考えられますね。

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  • 一等地にあるオフィスビルでも古いビルを利用しており、家賃が抑えられている。
  • 転送電話や電話番号貸出、電話秘書代行などのオプションサービスを利用するとやや高額になる。
  • 比較的新しい会社で拠点数が少ないため、老舗大手よりも価格を下げられる。

デメリット

以上に挙げたように、レゾナンスは使用する住所にある実際の建物を見たときに、古いビルで印象悪いな…と思ってしまう可能性があるのがデメリットと言えます。

ただ内装は改修されておりますし、駅から徒歩10分圏内にあるので、外観さえ気にならなければ特に問題ないといった感じですね。

  • 浜松町ダイヤビル(浜松町店):1979年竣工
  • 銀座大竹ビジデンス(銀座店):1978年竣工
  • 桑野ビル(渋谷店):1987年竣工
  • 西新宿水間ビル(新宿店):1993年竣工

浜松町・銀座・渋谷のビルは古いな…新宿は割ときれいなビルだな、といった印象でしたね。築年数で見てもやはり納得…。

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気になる方はGooglemapで住所検索し、ストリートビューで建物の外観を見てください。

転送電話や電話番号貸出、電話秘書代行のオプションを付けると費用が高くなりますが、本記事では"住所と最低限の郵便物転送サービス"のみを想定していますので、デメリットとは考えません。

メリット

メリットはとにかく安いこと。

建物は古くても、住所を借りるだけならそんなに問題ないですよね。

仮に客先や友達に古いビルだとバレて何か被害はあるでしょうか。

見栄を張るよりもフリーランスは経費を抑えるほうが大事なので、売り上げが大きくなってきたときに移転しましょう。

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GMOオフィスサポート

2番目にコストパフォーマンスが良いバーチャルオフィスは「GMOオフィスサポート

2021年12月に始まったばかりの新しいサービスです。

サービスは新しいものの、運営会社は実績のある大企業の「GMOインターネット」なので信頼感はありますね。

GMOオフィスサポートの特徴

  • 大企業の「GMOインターネットグループ」が運営
  • 2021年12月に始まったばかりの新しいサービス
  • 3拠点(銀座・渋谷・新宿)
  • 名古屋・大阪・博多のオフィスも準備中
  • 初期費用が無料
  • 郵便物の転送料も含んだプランで価格も安い
  • その他ビジネス支援メニューが充実
悩むひと
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大手企業が運営してるなら安心ですね。

でも大手なのに何でこんなに安いのだろう?

GMOが安いのは下記の理由が考えられますよ。

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  • サービス開始したばかりなので、実績をつくるために安く提供している。
  • GMOは他のビジネスモデルで収益があるので、現時点でオフィスサポートのコストは抑えられる。

デメリット

デメリットと言うほどのことはありませんが、強いてあげれば実績が少ないということですね。

ただバーチャルオフィスの実績が少ないとはいえ、運営元のGMOインターネットは大企業で実績があるので、十分にカバーされていると言えます。

もし設立したばかりの会社だったら、私もさすがにサービスを利用しようかためらいます…。

バーチャルオフィスは難しい業態でもないので、運営元の別の事業がしっかりしていれば、大丈夫でしょう。

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また「レゾナンス」と同様に「GMOオフィスサポート」もやや築年数の古い建物を利用していますね。

  • 渋谷道玄坂東急ビル(渋谷):1983年竣工
  • 西新宿水間ビル(新宿店):1993年竣工
  • N&E BLD.(銀座):2021年竣工

でも外観は「レゾナンス」のビルよりも気にならない印象でした。

そしてなんと、西新宿水間ビルは「レゾナンス」も使用しているビルです。

銀座にあるN&E BLD.は2021年竣工と逆に新しい。

こんな格安で新しいオフィスビルを利用できるならお得。

銀座のビルいいですね。

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メリット

メリットは格安で利用できるのに大手企業が運営している安心感。

また初期費用が無料で、月額プランには郵便物転送料も含まれているのが良いですね。

ちなみに「郵便物が全くない」「住所のみ利用できればよい」という方は、なんと月額990円(税込・郵便転送なし・法人登記不可)で利用できるのです。

住所のみの利用なら「レゾナンス」よりも安く、年間で11,880円(税込)ということです。

住所だけなら「GMOオフィスサポート」が最安値でお得。

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ユナイテッドオフィス

3番目に紹介するのは「ユナイテッドオフィス」です。

「ユナイテッドオフィス」は2005年に事業開始した実績のある会社ですね。

ユナイテッドオフィスの特徴

  • 2005年に事業開始
  • 宅建取引業の免許を保有し、自社物件も所有している会社が運営
  • 1オフィス契約で全8拠点すべての会議室が利用可能

デメリット

デメリットは「レゾナンス」と同じように、オフィスビルが古いことですね。

  • ウィン青山ビル(青山):1980年竣工
  • 銀座六州ビル(東京・銀座):1986年竣工
  • ヒューリック銀座ウォールビル(銀座):1989年竣工
  • 原宿こみやビル(表参道・渋谷):1995年竣工
  • リッシュビル(日本橋):1994年竣工
  • 虎ノ門ラポートビル(虎ノ門):1990年竣工
  • プラザ西新宿(新宿):1980年竣工
  • パークスビル(池袋):1986年竣工

メリット

メリットはバーチャルオフィス運営は「レゾナンス」と「GMOオフィスサポート」よりも実績があること。

それに加えて利用料が比較的安いというのが魅力的なポイントですね。

地方に拠点のあるバーチャルオフィス

以上で紹介したコスパの良いバーチャルオフィスはすべて東京都内を中心とした立地でした。

でも東京から離れた地方に住んでいるから、東京の住所では違和感がある方もいますよね。

そこで、以下では東京以外の地方にも拠点のあるサービスを紹介します。

DMMバーチャルオフィス

DMMバーチャルオフィス」は2021年6月に始まった比較的新しいサービスです。

まだ拠点は少ないものの、東京のほかに大阪と福岡のオフィスを利用できます。

  • 銀座店
  • 渋谷店
  • 大阪梅田店
  • 福岡天神店

利用料は「GMOオフィスサポート」や「ユナイテッドオフィス」と同じくらいの価格帯なので、安く利用できるのも魅力ですね。

Kaligo

Kaligo」は全国各地に拠点があるサービスです。

  • 札幌、札幌美園
  • 仙台
  • 新潟
  • 茨城 つくば市
  • 千葉、松戸、船橋
  • さいたま市、埼玉 越谷
  • 横浜、横浜関内、川崎、座間
  • 東京(27店舗)
  • 静岡
  • 名古屋(3店舗)
  • 三重 四日市
  • 京都
  • 大阪(2店舗)
  • 神戸 中央
  • 岡山市、倉敷市
  • 高知
  • 福岡(2店舗)
  • 沖縄・那覇

「Kaligo」は以上で紹介した4社と比較すると利用料が高いものの、2年目以降は3,300円/月(WHITE PLAN)で利用できます。

東京以外の地方都市で利用したい住所があれば「Kaligo」がコスパの高いサービスですね。

ワンストップビジネスセンター

ワンストップビジネスセンター」は全国の主要都市に拠点のあるサービスです。

  • 札幌(2店舗)
  • 仙台(1店舗)
  • 東京(21店舗)
  • 横浜(2店舗)
  • 名古屋(2店舗)
  • 大阪(3店舗)
  • 京都(1店舗)
  • 神戸(1店舗)
  • 高松(1店舗)
  • 広島(1店舗)
  • 福岡(2店舗)
  • 熊本(1店舗)

「Kaligo」でも提供していない都市(高松・熊本)を利用したい場合は「ワンストップビジネスセンター」がよいでしょう。

上記で紹介したサービスよりも価格水準は高めです。

資金に余裕があるなら…

以上では基本的に条件が同じで価格が安いサービスを紹介してきました。

資金に余裕があるなら「Regus」というサービスがあります。

Regusの特徴

  • 1998年に事業を開始した歴史と実績のある会社
  • 世界最大手のレンタルオフィス会社
  • 世界120か国、1,100以上の都市に拠点
  • 日本では全国45都市、170拠点に展開

「Regus」は上記で紹介したバーチャルオフィスよりも価格がワンランク高いものの、ハイグレードなオフィスの住所をレンタルすることができ、全国各地にも拠点があります。

メールボックス・プラス(住所・郵便受取のみ)の基本料金は東京で【7,500円/月~22,500円/月】程度。

ハイグレードなオフィスの住所を持ちたいと思うなら「Regus」にするのもおすすめです。

  • 札幌(3店舗)
  • 青森(2店舗)
  • 秋田(1店舗)
  • 盛岡(1店舗)
  • 仙台(4店舗)
  • 山形(1店舗)
  • 郡山(1店舗)
  • 高崎(1店舗)
  • 大宮(2店舗)
  • つくば(1店舗)
  • 水戸(1店舗)
  • 千葉(1店舗)
  • 東京(58店舗)
  • 横浜(6店舗)
  • 厚木(1店舗)
  • 静岡(1店舗)
  • 浜松(1店舗)
  • 名古屋(13店舗)
  • 新潟(1店舗)
  • 長野(1店舗)
  • 富山(1店舗)
  • 金沢(1店舗)
  • 京都(3店舗)
  • 大阪(16店舗)
  • 神戸(4店舗)
  • 岡山(2店舗)
  • 広島(4店舗)
  • 高松(2店舗)
  • 松山(1店舗)
  • 北九州(2店舗)
  • 福岡(7店舗)
  • 大分(1店舗)
  • 長崎(1店舗)
  • 熊本(3店舗)
  • 宮崎(1店舗)
  • 鹿児島(1店舗)
  • 那覇(2店舗)

「Regus」は店舗ごとに料金設定が異なるので、詳細は公式ホームページから確認ください。

東京よりも地方の方が価格相場が安いので、地方都市で借りるなら「ワンストップビジネスセンター」や「Kaligo」よりもコスパが良い店舗が見つかるかもしれませんね。

まとめ

以上が"自宅の住所を使いたくない"フリーランスにおすすめの「バーチャルオフィス」でした。

改めて、本記事では下記の条件をもとにコストパフォーマンスの高いサービスを選定しています。

  • 基本的に住所のみ利用できればよいユーザー向け
  • 法人登記が可能なサービス
  • 自宅への郵便物転送は毎週1回

上記以外にもオプションサービスをつける場合は、料金が異なってきます。

住所と最低限のサービスだけを望むなら、以下がおすすめ。

  • レゾナンス
  • GMOオフィスサポート
  • ユナイテッドオフィス

本当に住所だけで良いなら「GMOオフィスサポート」がよいですね。


※本記事では各社のHPをもとにした価格・サービス内容のみでランキングを選定しています。実際の利用者の口コミなどについては考慮しておりません。

  • この記事を書いた人

ごりん

東京理科大学卒業後、建築・設備設計事務所にて約3年は設計・積算・工事監理業務を経験。一級建築士を取得後コンサル会社に転職。約5年はコストマネジメントや建設市場調査業務に従事。2022年から30歳で個人事業主に。

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