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フリーランスが入ると安心の賠償責任保険サービス2選

2022年10月11日

賠償保険

フリーランスになって会社から自由になったけど…すべて自己責任になって不安も増えますよね。

国民年金や国民保険、住民税と、自分でやらなければいけないことが増え、会社という看板がなくなるので、仕事で何かミスをしてもカバーしてもらえません。

怖いのは、企業から高額の賠償責任を要求されるくらい、大きなミスをしてしまったとき。

「自分は大丈夫…」と思っていても、人生何が起こるか分かりません…。

恋人からフラれたり、大事なひとを失ってメンタルが落ちこんでるときに大きな失敗をしてしまうかもしれません。

PCをハッキングされて機密情報を外部に漏らしてしまうかもしれません。

そんな万が一に備えて「フリーランスが加入すると安心な損害賠償保険サービス」があります。

本記事ではシンプルに下記2つのサービスに絞りました。

  • フリーランス協会
  • FREENANCE(フリーナンス)

どちらもおすすめですが、個人の価値観によって好みが分かれるので、自分に合ってるサービスを選択しましょう。

賠償責任のためだけに入会するのは迷う…という方にも朗報です。

将来的に企業と仕事をする場合には、賠償責任保険に入っていた方が企業からの印象は良いのです。

発注者(企業)の立場になると分かりますが、支払い能力の少ない個人に発注して何か問題が起こった場合、企業が個人に対して訴訟を起こすのは時間的コストや労力が大きいので、絶対に避けたいと考えるでしょう。

なので仕事をもらうときに賠償責任保険に入っていれば、企業側も安心してあなたに業務をお願いできますね。

以下では具体的に2つのサービスのメリット・デメリットを解説します。

フリーランス協会

フリーランス協会
出典:フリーランス協会

フリーランス協会年会費1万円で加入することで、最大1億円の損害賠償金が補償され、その他にもフリーランスに役立つ様々な特典を受けられるサービスです。

主な特典

  • 賠償責任保険が付帯
  • 弁護士費用保険、収入/ケガ/介護の保険(別途費用)
  • 福利厚生のWELBOX(優待利用)
  • 法務税務等の専門家相談
  • 会計ソフトの割引
  • 上記以外にも様々なフリーランスに役立つサービスの割引
  • 全国のコワーキングスペース優待利用
  • キャリア相談
  • オンライン学習プラットフォーム
  • イベントや交流会が開催される

上記のように様々なサービスが受けられます。

年会費1万円は高いと思うかもしれませんが、月あたり約830円です。

外食を月に1日ガマンして、万が一のときの安心が確保できるなら良いと思いませんか。

賠償責任保険だけでなく色々なサービスを受けられるので、上手く利用すれば十分に元がとれますよね。

それでも支払う費用を減らしたい場合には、後述する「FREENANCE(フリーナンス)」を無料で利用するのがよいでしょう。

FREENANCE(フリーナンス)

フリーナンス
出典:フリーナンス

フリーランス協会の賠償責任保険を利用するには年会費1万円が必要です。

でもFREENANCE(フリーナンス)なら無料で賠償責任保険を利用できるのが大きなメリット。

ただし以下に注意です。

  • 取引先からの振込入金先をフリーナンスで作った口座に指定する必要がある。(口座開設は無料)
  • 補償の限度額は5,000万円と、フリーランス協会の限度額より安い。

フリーナンスに登録するのも口座開設するのも無料ではありますが、振込入金先をフリーナンス口座にしなければならないのはネックですね。

わたしはすでに取引先に入金をしてもらったことがあるので、わざわざ取引先に口座変更を伝えるのが嫌だなと思いました。

プロフィールイラスト
ごりん

結論、以下が気にならないかたであればフリーナンスは無料で利用できるのでお得です。

  • 取引先からの入金をフリーナンス口座にする
  • フリーナンス口座から、利用しているメインバンクへ振替のタイムラグがある(GMOあおぞらネット銀行は翌日まで、それ以外の銀行は毎週金曜日、月末、月初に振替入金)

さらにフリーナンスは請求書をすぐに現金化できる即日払いサービスや、屋号付き口座を作れるメリットもあります。

月々の資金繰りが大変で請求書をすぐに現金化したいかたにとっては、即日払いサービスが利用できて賠償責任保険も無料で付いてくるのは良いですよね。

結局どちらがおすすめ?

以上では「フリーランス協会」と「FREENANCE(フリーナンス)」の特徴をかんたんに紹介しました。

それではあなたにとって結局どちらが良いサービスなのか見てみましょう。

フリーランス協会フリーナンス
年会費1万円無料
賠償責任補償の限度額1億円5,000万円

フリーランス協会が合っているひと

フリーランス協会が合っているかたは下記の通りです。

こんな方が満足

  • 賠償責任補償の限度額はより多いほうが良い
  • 福利厚生や割引優待など特典を受けたい
  • フリーランスに関する情報収集や学習を積極的に行いたい
  • フリーランスのセミナーや交流会に参加したい

フリーランス協会は年会費1万円かかるものの、フリーナンスのように入金口座を設定する手間がない分、シンプルなのがよいですね。

入会することで多くの特典も受けられますし、補償の限度額が大きいのもメリット。

年会費は確定申告のときに経費としても計上できます。

入会特典はともかく、賠償責任保険だけを利用できればよい方に満足できるサービスでしょう。

フリーナンスが合っているひと

フリーナンスが合っているかたは下記の通りです。

こんな方が満足

  • 無料で賠償責任保険を利用したい
  • 取引先からの入金にフリーランス口座を利用してもよい
  • 即日払いサービスも利用したい(手数料3%~10%)
  • 屋号付きの口座を利用したい
  • GMOあおぞらネット銀行を利用している

とにかく経費を抑えたい、無料で利用したい方にはフリーナンスがおすすめです。

ただし取引先からの入金をフリーナンス口座にしなければならないのが面倒なところ。

できればメインバンクに直接振り込んでもらえた方がよいですよね。

とはいえフリーランス口座に入金されたお金は、下記のように定期的にあなたのメインバンクに振り込まれます。

  • GMOあおぞらネット銀行:フリーナンス口座に振込から翌営業日を目安
  • GMOあおぞらネット銀行:毎週金曜日、月末、月初

GMOあおぞらネット銀行以外の場合は、取引先の振込日によっては1週間ほどタイムラグがあるものの、振り込まれてからすぐに使いたい事情がない限り、気にならないでしょう。

どうしてもすぐに現金を使いたいなら即日払いサービスもありますしね。

取引先からの入金でフリーランス口座を使うことに抵抗がないならば、無料で賠償責任保険が付いてくるフリーナンスがお得でしょう。

取引先へフリーナンス口座を使う理由を伝える場合、「万が一お客さんに迷惑をかけないように賠償責任保険を利用するため」と言えばよいですね。大手のGMOグループが運営していますし、信頼度はUPするはずです。

フリーナンスを利用するなら合わせて「GMOあおぞらネット銀行」も無料で口座開設しておくと便利です。

まとめ

結論、「フリーランス協会」と「フリーナンス」どちらが良いかは人それぞれですが、無料で利用したいなら「フリーナンス」賠償責任保険以外特典も利用したいなら「フリーランス協会」にするのが分かりやすいですね。

わたしは年会費1万円で「フリーランス協会」を利用しています。

すでに企業からの振込先にメインバンクを利用していて、変更を伝えるのが面倒だと思ったことに加え(実際そんなに大した労力ではないものの)、フリーナンス協会の補償限度額の高さやその他の充実した特典が気になって入会したのがきっかけでした。

いずれにせよ、フリーランスは万が一のために賠償責任保険には入っておくのがよいでしょう。

  • この記事を書いた人

ごりん

東京理科大学卒業後、建築・設備設計事務所にて約3年は設計・積算・工事監理業務を経験。一級建築士を取得後コンサル会社に転職。約5年はコストマネジメントや建設市場調査業務に従事。2022年から30歳で個人事業主に。

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