Webサイト

サブディレクトリ内に設置したWordPressを常時SSL化する手順

2022年1月10日

セキュリティ

今回は新しくドメインを取得した人のために、WordPressを常時SSL化する手順を解説します。

前回の記事でドメイン取得時に「無料独自SSLを利用する」にチェックをいれドメイン設定をおこないました。

ただこれだけだとhttp://~のアドレスでアクセスした場合にSSL化されていないページにいってしまいます。

httpにアクセスした場合にhttpsのページへ自動的に転送してもらうように、リダイレクト処理が必要となります。またWordPress内のサイトアドレスが初期状態ではhttpとなっていますので、httpsに変更しておきましょう。

サーバーパネルでSSL設定の確認

常時SSL化の設定

まずはドメイン取得したときのSSL設定が登録されているか確認してみましょう。

サーバーパネルにログインして「SSL設定」に進みます。

常時SSL化の設定

SSLを設定するドメインを選択。

常時SSL化の設定

SSL設定一覧に登録されているので問題ないですね。

常時SSL化の設定

もし「SSL設定一覧」にまだドメインが登録されていない場合は、「独自SSL設定追加」からドメインを追加しておきましょう。

Webサイトの常時SSL化

WordPress管理画面でサイトアドレスを変更

WordPress簡単インストールした時点ではサイトアドレスがhttpとなっているため、まずはhttpsに変更しておきます。

WordPressにログイン

WordPressにログインし、設定>一般から下記のhttpをhttpsに変更してください。

  • WordPressアドレス(URL)
  • サイトアドレス(URL)
SSL設定

.htaccess編集でコードを追加する

常時SSL化の設定
出典:シン・レンタルサーバー

「http://~」のURLでアクセスしたときに自動的に「https://~」に転送されるように、上記のコードを追加します。

常時SSL化の設定
出典:シン・レンタルサーバー

サーバーパネルから.htaccessの編集(ドメイン親ディレクトリにWordPressを設置している場合)

常時SSL化の設定

まずはサーバーパネルにある「.htaccess編集」からコードを追加する方法です。

サーバーパネルから編集できるのは、ドメイン親ディレクトリにWordPressを設置している場合です。WordPressインストール時にhttp://~.com/●●とドメイン下にフォルダを作成した場合は、ファイルマネージャーで編集する必要があります。

常時SSL化の設定

.htaccessを編集するドメインを選択します。

常時SSL化の設定

「.htaccess編集」をおこないます。

常時SSL化の設定

初期に設定されている内容が表示されました。

常時SSL化の設定

下記のコードを「SetEnvIF ~」の前に入力しましょう。

RewriteEngine On

RewriteCond %{HTTPS} !on

RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

常時SSL化の設定

内容を確認して「実行する」

常時SSL化の設定

これでドメイン親ディレクトリにWordPressを設置している場合のリダイレクト処理が完了です。

ドメイン下のサブディレクトリにWordPressを設置している場合は、次に説明する手順から.htaccess編集をおこなってください。

ファイルマネージャで.htaccessの編集(サブディレクトリ内にWordPressを設置している場合)

シン・レンタルサーバー ファイルマネージャログイン

まずは「ファイルマネージャにログイン」しましょう。

「FTPユーザーID」と「FTPパスワード」はサーバーアカウント登録時に受信したメール(サーバーアカウントの設定完了のお知らせ)に記載されています。※サーバーパネルのログインIDおよびパスワードと同じはずですので、メールがすぐに見つからない場合は、サーバーID・パスワードで試してみてください。

常時SSL化の設定

ファイルマネージャにログインできたら、編集したいドメインのフォルダに入ります。

常時SSL化の設定

ドメインフォルダ内「public html」のなかにWordPressをインストールしたときに入力したサブディレクトリ(一般にwp)があるので、クリックしてフォルダのなかへ。

常時SSL化の設定

サブディレクトリのなかにある「.htaccess」ファイルを編集します。

常時SSL化の設定

「編集」をクリックすると、このように文字列が表示されます。

常時SSL化の設定

先ほどの親ディレクトリにWordPressを設置している場合と同様に、下記のコードを追加しましょう。

RewriteEngine On

RewriteCond %{HTTPS} !on

RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

これで更新を押せばWebサイトの「常時SSL化」が完了です。

ご自身のサイトをhttpで検索して確認してみましょう。

httpsで表示されていれば問題ありません。

初心者には慣れない言葉が多いと思いますが、作業は単純ですね。

それでは。

  • この記事を書いた人

ごりん

東京理科大学卒業後、建築・設備設計事務所にて約3年は設計・積算・工事監理業務を経験。一級建築士を取得後コンサル会社に転職。約5年はコストマネジメントや建設市場調査業務に従事。2022年から30歳で個人事業主に。

-Webサイト